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エクストリーム-Dと住友精密工業が AI / HPCサーバー向け冷却デバイスの共同実証実験に向けて基本合意文書を締結

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エクストリーム-Dと住友精密工業が AI / HPCサーバー向け冷却デバイスの
共同実証実験に向けて基本合意文書を締結

2024年 2月 5日
エクストリーム-D 株式会社
住友精密工業株式会社

高速計算サービスプロバイダーの エクストリーム-D 株式会社(東京都品川区、代表取締役:柴田直樹、以下 エクストリーム-D)と産業用熱交換器のトップメーカーである住友精密工業株式会社(兵庫県尼崎市、代表取締役:髙橋秀彰、以下 住友精密)は、エクストリーム-Dの製品である AI / HPC (High Performance Computing) IaaS 専用サーバーに、住友精密が開発した相変化型冷却器 サイフォレックス® を搭載した高性能空冷方式の共同実証実験(以下:本実験)を開始することを決定し、本件に関し両社にて基本合意文書(MOU)を締結したことを発表します。

本実験は、昨今のAI/HPCを中心に抱える高消費電力のCPU(350W以上)及びGPU(700W以上)の冷却問題を解決する画期的な手段となり得るかを実証実験するものです。実際に高出力CPUを搭載したサーバーの空冷用ヒートシンクをサイフォレックス®に置き換え、実運用のデータセンターでの耐久試験を実施します。 この実験に成功すると、本来水冷環境を導入しなければならない高消費電力CPU及びGPU搭載サーバーも、従来の空冷型データセンターに設置することが可能となり、サーバー設置の場所を選ばず運用管理が出来るので、導入時のイニシャルコストと運用時のランニングコストの大幅な改善が期待出来ます。

本実験は20241月からその準備とサイフォレックスの実験用デバイスの製造を始め、20244-6月期までに実証実験を終え、その後製品化に向けて両社で開発を続けて行く予定です。

本実験が完了次第、実験結果を両社より公表する予定です。

※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は発表日現在の情報です。最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

各社コメント
◆エクストリームーD株式会社  代表取締役 CEO 柴田直樹
本実験の開始にあたり、相変化型冷却器 サイフォレックス®の利用をご快諾いただいた住友精密工業殿に感謝申し上げます。本実験は今後AIデータ分析で大きな課題となる高消費電力プロセッサの冷却方法の課題解決に大きな可能性を与えると考えています。現在、サーバー冷却の課題解決方法として水冷や液浸の導入を検討せざるを得ないのが現状です。サイフォレックス®はこの課題解決に大きな可能性を秘めており、その実用性が確認出来れば、サーバー及びデータセンター業界に大きなインパクトを与えると考えております。弊社のAI/HPCシステムのコンサルティングの実績と経験を生かして本プロジェクトを進めて参ります。

◆住友精密工業株式会社  代表取締役社長 髙橋秀彰
今回、実証実験の機会を頂いたエクストリーム-D殿に感謝申し上げます。弊社サイフォレックス®は新幹線等の高速車輛用パワー半導体の冷却で25年の実績があります。データ爆発の時代において高性能化、高発熱化するCPUGPUなどの電子部品を熱から守ること、ひいてはデータセンターの冷却に消費される電力を大幅に削減し、環境共生型社会の実現に貢献出来るよう、スピード感をもって取り組んで参ります。

< エクストリーム-Dについて >
2015年設立。HPCクラウドコンピューティングへのアクセスを簡単、高速、効率的、経済的にすることを目標に設立され、本社は東京都品川区に、米国子会社 (XTREME-D AMERICA Inc.) を米国カリフォルニアに置いています。日本発のクラウドスーパーコンピューティング関連のスタートアップとして、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) およびクラウド技術で20年近くの経験を持つ主要メンバーで構成されています。物理マシンによるスーパーコンピューター共有サービス AXXE-L は、誰でもHPCリソースを利用できるようにし、堅牢なUI / UXおよびクラウド管理機能により使いやすいカスタマーエクスペリエンスを提供します。

< 住友精密工業について >
住友精密工業株式会社は、1961年に発足し、航空機用の降着装置など航空機装備品や熱制御システムを手掛ける航空宇宙事業、各種産業やエネルギー分野向けの熱交換器ならびに油圧技術を駆使したポンプ・制御システムを手掛ける産業機器事業、環境保全に貢献するオゾン発生装置、独創的なMEMS技術を基盤とするMEMS・半導体製造装置ならびにMEMSデバイスを手掛けるICT事業、これら3事業において多彩かつユニークで幅広い領域へと事業展開しております。なお、昨年の7月に、1000W級でも冷却可能な相変化型CPUGPU冷却器の開発に成功したことを発表しており、本技術の活用により今後のAI / HPCサーバー等の冷却にも貢献したいと考えております。
昨年7月のプレスリリース https://www.spp.co.jp/__assets/NEWA230724-1.pdf

< 本件のお問い合わせ先 >
◆エクストリームーD株式会社
ストラテジックセールス担当: 平野
E-mail: info@xtreme-d.net

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